【実体験】中小・ベンチャー企業で働くメリットとは?20代での転職の価値

中小・ベンチャー企業

私はベンチャー企業の経験をしており、日々の転職相談においてもベンチャー企業を希望する方の相談を受ける事もあります。

実際に、ベンチャー企業って気になるけどどうなのか?なんか怖いイメージがある。そういった方も多いのではないでしょうか?

こちらのブログではベンチャー企業について理解を深めて頂く事からスタートします。

そして、気になっている方にメリットを分かりやすくお伝えし、逆のデメリットも最後に補足致します。

私自身が20代でベンチャー企業に挑戦をしました。その結果として得た事も含めて実体験を伝えさせて頂きます!

現在の私は、転職を3回経験、人材業界では14年以上のキャリアがある中で、キャリアコンサルタント、転職エージェントとして起業し活動しております。※自己紹介ページ参照

◆YouTubeチャンネルを運営:悔いの無い転職&キャリアチャンネル

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失敗のない転職に役立てて下さいね。是非、最後までご覧頂ければ幸いです。

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ベンチャー企業とは?定義ってあるのか?

ベンチャー企業を英語にすれば「Venture company」となります。名詞では以下のような意味があります。

冒険的企て、危険、思惑、投機、冒険(性)、冒険的事業です。イメージは冒険という言葉から攻めているイメージがありますよね。

実はベンチャー企業に明確な定義はありません。

調べてみると「ベンチャー企業」という言葉は日本で生まれた造語で日本だけで通じる言葉。アメリカでは通じないみたいです。規模も無ければ明確な取り決めもない言葉で独り歩きしている部分もあると感じています。

ベンチャー企業とスタートアップ企業の違いについて

・イノベーション(共通部分)

革新的なビジネスモデルを展開している企業であり新しい価値を世の中に生み出したり、今あるものを改革して新しく展開するなど既存のビジネスモデルではない企業になります。

それが、ベンチャー企業、スタートアップ企業に共通している部分だと言えます。

・設立して年数が浅く成長段階の状態(共通部分)

設立して1年、2年、3年・・・9年等、歴史が浅いケースが多いと感じています。2年で資金調達を数億円したとかスタート時にキャッシュを豊富に蓄えてスケールアップを狙う企業も多いので若いステージで成長をしている状況です。

その中で、働くメンバーも同様に若いメンバーが多く20代、30代を中心にしている企業が多い印象です。また、学生のインターン生も戦力に近い状態で活躍している企業も多く、レベルが高い優秀な学生も多数在籍しています。

・ベンチャーキャピタルから資金調達を行う(共通部分)

VCという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、ベンチャー企業もスタートアップ企業も資金調達は「ベンチャーキャピタル」(※略してVC)から行うことが一般的です。

ベンチャーキャピタルとは、ベンチャー企業やスタートアップ企業などの未上場企業に対して出資を行う投資会社・投資ファンドのことで、将来的に儲かると予測できる企業に出資をしてリターンを得るビジネスモデルです。

・企業理念が明確(共通部分)

ベンチャー企業もスタートアップ企業も創業者の想いが企業理念に反映されていることが多くあります。

例えばマンションの1室からスタートする企業も多く、そういったスモールオフィススタートの企業で一緒に働きたいと思う為には企業が掲げている旗、これからのビジョンや強い想いへの共感も重要です。

ベンチャー企業やスタートアップ企業では、その辺りに魅かれてメンバーが増えていく傾向にあります。創業者の想いの強さは企業に大きな影響を与えています。

・設定しているゴールが違ってくる

スタートアップ企業はベンチャー企業よりも短期間で急成長を狙うケースが多く、「EXIT」を意識して企業経営を行っています。

「EXIT」とは出資者(ベンチャーキャピタル、エンジェル投資家、創業者)が資金を支援したスタートアップ企業から利益(リターン)を回収する事です。

一般的に投資はボランティアでやっているのではなく、投資をした人に利益が返ってくることを想定して出資をしている背景があります。

スタートアップ企業が目指すEXITの手法には、IPO(株式公開)M&Aによる第三者への売却(バイアウト)があります。

この辺りをビジネスとして行うことがスタートアップ企業の特徴になり短期的に急成長を達成する事が目的にもなります。

中小企業との違いについて

中小企業者の定義

業種分類 中小企業基本法の定義
製造業その他 資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人
卸売業 資本金の額又は出資の総額が1億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人
小売業 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人
サービス業 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人

引用:中小企業者の定義(中小企業庁HPより)

上記のように中小企業は資本金の額や従業員の数によって区分をされています。従ってベンチャー企業やスタートアップ企業のようなイノベーション・革新的なビジネスモデルが軸にはなっていない為、区分としては違っている事になります。

私が体験したベンチャー企業のメリット

私自身は2社のベンチャー企業を経験しております。その中で1社は20代の時にキャリアチェンジで転職をしました。

メリットとして感じた事は以下の5つです。

・企業の成長速度が速く、自分自身の成長スピードも倍増した
・働く仲間が優秀な方が多く、熱量も高いため刺激になる
・ポストが空いているので役職などの上のポジションを狙いやすい
・受け身ではついていけないと知り、主体的なスタイルに変革できた
・経営者との距離が近い
これは転職をしてみないと分からない点ですが、スピード感が全く違っていて最初はついていけないという経験をしました。
特にベンチャー企業に入る前は、仕事が出来る方だと言われていたので自信もあったのですが・・・
全く通用しない自分を痛感して、結果を出すためにより仕事に打ち込むようになりました。苦労はしましたが結果として良かったと感じております。20代でベンチャー企業で多くの経験が積めたことが今の自分にとってもプラスになっています。
振り返ってみて経験は財産だと感じています。

経験者だから伝えたいデメリットとは?

大手企業、中小企業を経験したからこそ感じたギャップをデメリットと言うならば以下の5つのポイントをあげさせて頂きました。

・組織が未完成
・労働環境が激しい
・結果主義
・会社の方針が変化をする
・退職者も出やすい

デメリットと書きましたが、メリットと言い換える事も出来ます。これが大手のような安定志向の方が転職すると失敗するポイントにもなります。

例えば、労働環境が激しい=ハードワークになる傾向がありますが、多くの経験を積むことが出来ます。結果主義ですから若くても、勤続年数が短くても、結果を出せば最短で駆け上がる事も可能です。

退職者がいる事で人の入れ替わりがある為、チャンスが多いとも言えます。

実際にデメリットをメリットとして変換できる人がベンチャー企業やスタートアップ企業で成功する人だと私は考えます。

あなたはベンチャー企業向きでしょうか?1つの参考として転職活動に活かして下さいね。

関連動画:ベンチャー企業に転職して合う人と合わない人との違いについて

キャリアコンサルタント坂本よりアドバイス

ベンチャー企業、スタートアップ、中小企業、大企業等、人によって経験される規模や形態は様々でしょう。

しかし大事なことは、どのような企業であっても、その会社だからこそ学べることがあるという点です。上述したようにベンチャーに転職をしたならばメリットもあれば気を付けておくべき点もあります。

経験を積み上げる事で、違う環境に移った時にもその経験を活かすことが出来る。是非、そうなれるように再現性を身に付けるようにしていきましょう。

再現性とは違う会社においても同じ結果を出すことが出来る事です。

特に20代を過ぎて転職を考えた時には即戦力としての結果を求められる為、再現性を重視する面接官は多いです。

今の余裕がある若い時から経験を自らの力に変えていくことを意識しておくと、キャリアアップにも繋げやすくなるのでお勧めです。1つの参考にして頂ければ幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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