転職したい。初めての転職が怖い方へ。応募からの流れと転職理由や退職理由の伝え方

転職
会社を辞めて好きなように生きたい。
もう今の会社の人間関係に疲れた。
ストレスのない状態で楽しく働きたいしプライベートも充実させたい。
思っていた仕事と実際が違っていた。etc

誰でも仕事を辞めたいなって感じる時はあります。

でも、同時に辞める事への恐怖心も生まれてきます。だからこそ、転職を考えた時に気になる「その先」を徹底的に解説させて頂きます。

私は、転職を3回経験して人材業界では14年以上のキャリアがある中で、キャリアコンサルタント、転職エージェントとして起業して活動しております。※自己紹介ページ参照

◆YouTubeチャンネルを運営:悔いの無い転職&キャリアチャンネル

29歳で業界を変えた時の転職活動体験談(転職エージェントと求人サイトの活用経験)
29歳で転職厳しいと思っていませんか?「求人サイト&転職エージェントの活用方法」「求人サイト&転職エージェントを使用した時の感想」「転職理由~転職活動の実態~結末」について語らせて頂きます。

是非、転職を考えている方はこの記事を読んでいただければ全体像が見えるようになり、不安を軽減できると思いますよ。

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転職活動の流れ

(1)事前準備(書類作成と自己分析や自己棚卸)

転職活動をする時にいきなり求人応募ばかりをやりすぎる方がおられますが、エントリー数だけ増えて、なかなか良い結果につながらず苦しんでいる方が多い印象です。

特に軸がぶれていたり、そもそもこれからの事を考える前に動いているので方向性が見えていない場合もあります。だからこそ、事前準備を行う事で軸や方向性を明確にすることが重要です。

その方法の一例として、自己分析や自己棚卸が有効だと考えます。

自己分析とは自分と向き合い自分を知るという事、自己棚卸は過去の経歴を踏まえて深く理解をする事です。個人のパーソナリティや個人のキャリアを深く知る事で軸や方向性を決めやすくなります。

(2)求人情報のリサーチや転職エージェントの活用等

求人情報の媒体の種類

・求人広告

リクナビNEXT、とらばーゆ、はたらいく、マイナビ転職、エン転職、doda、バイトルNEXT、
イーキャリア、type、Re就活、Green、WANTEDLY・・・

女性に特化したメディア・・・女の転職

ソーシャルリクルーティング

Twitter、Facebook、LinkedIn(リンクトイン)、YouTubeなどのSNS上で採用

・求人検索エンジン

Indeed、Googleの検索エンジン

転職エージェントの種類

・大手転職エージェント、中堅転職エージェント

一般的に総合型の転職エージェントで、多くの求人を保有しており幅広い案件を提案してくれるというスケールメリットが大きなポイント。

◆フリーター、既卒、第二新卒に強い:就職Shop、UZUZ

◆第二新卒、20代転職ほかフリーターなど学歴不問の就職に強い:ネオキャリア第二新卒エージェントneo、ハタラクティブ

◆人材業界大手だからこその求人数の多さ、20代や30代の転職に強い:リクルートエージェント、パソナキャリア、マイナビエージェント

◆IT・Web領域に強い:レバレジーズ

◆未経験でも ITエンジニアに:ホールハート、アクロビジョン

◆経理・人事・法務等の管理部門特化型:MS-Japan

◆不動産業界専門の転職支援:宅建Jobエージェント

◆ゲーム業界専門転職支援:Hiraku agent

◆外資系・グローバル・ハイクラスに強い:JACリクルートメント

◆夜職から昼職への転職支援:and Shift

その他にも、doda(デューダ)、エン・ジャパン、キャリアデザインセンター、ワークポート、クイック等

人材紹介会社、転職エージェントのほとんどは大手企業と中堅企業が割合を占めております。

有料職業紹介事業所数は約2万事業所と言われており大手よりも中小や小規模の運営での企業が多い実態があります。

実際に転職エージェントは大手以外の会社が多いという事ですね。

・小規模や個人の転職エージェント

多くは1名、数名から10人以下の組織イメージになります。

その中で、専門領域で勝負をしていたり何かしら大手に勝てる軸を見出して経営をしている企業があると感じております。

ですので一般的に会社名を聞いても分からない。知らない。どこにあるの・・・という感覚だと思います。

求人を紹介しないキャリア相談

転職エージェントと違って求人提案をしないサービスを展開する企業も存在します。例えば、キャリアと向き合う有料サービスとして求人を紹介しない オンラインキャリア相談サービス「そうだんドットミー」が存在します。

キャリアチェンジを考えてスクールに学びに行く

転職を考えるキッカケにして憧れの職種に転職する為に専門知識を学びに行くという手段もあると感じております。例えばITエンジニアを目指したりWebマーケティング業界でWebマーケターを目指したり・・・

甘くは無い道ですが、20代の方であればポテンシャルという部分で可能性がゼロではないと感じております。ただし、甘くは無い事は自覚をして決意と覚悟が必要だと感じております。

結局は何が合っているのか?

転職エージェントの選び方は悩まれるポイントの1つですよね。ここで大事なのは転職エージェントの仕事のレベルや内容は所属する会社では分かりません。

というのもコンサルタントの力量で大きく変わる仕事になるので、会社だけではなく担当していただく個人との相性を重視することがお勧めです。

合わない人との転職活動は辛くないですか?だから、合わなければ担当を変えても良いという考えは持っておいて下さい。

(3)エントリーや書類選考依頼

履歴書、職務経歴書の作成を行い準備をする事になります。転職エージェントを活用すればアドバイスをして頂けるメリットはあります。

そのアドバイスのレベルは個人によって大きく変わるので注意が必要です。

(4)面接の希望日時の調整対応

書類選考が通過をすれば面接の日程調整となります。

ここでのポイントは企業側が指定をしてくるケースと希望日をヒアリングしてもらって求職者側から希望日を伝えるケースがあります。

企業によって面接設定の内容は違うので臨機応変に対応をしていく事が必要です。最近は夜遅くの面接や土曜日の対応などをしないケースが増えております。

特に人事採用側も残業をしないスタイルや休日出勤をしない流れが強く、日中での対応が増えてきております。その為、日中で動けない方は時間調整に苦戦をする事もあります。

(5)面接

1次面接、2次面接というように面接にもステップがあります。その中でSPI等の適性検査や筆記試験などを行うケースもあります。

中途採用の場合に多い流れは面接が2回というパターンですね。しかし、企業によっては3回面接をみっちり行う事もあるので事前に確認をしておくと良いと思います。

※適性検査のミニ知識

適性検査の種類は大枠で2つに分かれます。性格やタイプを見る「性格検査」と基礎学力や論理的思考力などを見る「能力(学力)検査」です。

特に「能力(学力)検査」が苦手な方は多いと思います。大学時代に新卒の就活で勉強をした方は覚えていると少し勉強をすれば思い出すと思いますが・・・年齢が上がると忘れてしまいます。

私も20代の時に転職活動をした際苦労をしましたが、覚えている部分も多く20代なら比較的対応しやすいかと思います。

「能力(学力)検査」には、言語(国語)と非言語(数学)があり得意不得意で点数を大きく落とさないようにバランスよく対応する事が必要です。

時間をかけ過ぎて問題が全然解けない・・・そういった失敗もあるので時間配分には注意して対応をしていきましょう。

特に有名なのは「SPI」かもしれません。言語(国語)、非言語(数学)、性格検査の3つに構成されており基礎学力や性格などを総合的に判断する検査です。書籍も多いので一般的な力を習得するには勉強もしやすいと考えます。

※余談として・・・リファレンスチェックを導入する企業が徐々に増えてきております。

予備知識としてお伝えしますがリファレンスチェックは外資では一般的なものになり、職務経歴書の内容や面接の内容に嘘が無いかどうか第3者の情報を企業が収集して判断の材料にするものです。

その情報は現職や前職の上司、同僚等、あなたの仕事ぶりを知っている方からの情報を収集する流れになります。

最近は便利なシステムも開発されており、企業側が指定のURLを上司等にお送りして質問に答えて頂くという形がございます。

(6)オファー面談や最終面接としてもう1回対応する

内定を獲得した後にお給料や福利厚生などの詳細の説明を受けたり、気になる点を伝えて事実を確認するオファー面談(最終面接)を行う企業もあります。

この対応をしっかりと真摯にやって頂けるという事は企業姿勢としても信頼感が持てると考えます。

(7)内定を獲得する

期限を設定されるケースが殆どですので回答期限を考えて行動しましょう。他の選考との兼ね合い等で動く方は慎重にスケジュール設定をする必要があります。

(8)内定承諾と駆け引きについて

上述の内定を獲得してから承諾をするまでは即決できる方もいれば、他の選考を受けつつ志望度を確認しながら動く方もおられます。

駆け引きとなってくるのは他の選考を受けている時に他社の面接設定を早くして頂く事。同時に他の選考状況によって回答期限を後ろにして頂く事だと考えます。

(9)転職前に出来る事を徹底する。

特にキャリアチェンジや業界を大きく変える時には業界知識や職種の知識などを出来る限り自分なりに習得しておくと少し土台をつくる事が出来ます。

転職前に企業側に何か準備をしておいた方が良い事は無いか?事前に相談をしてみても良いと考えます。私はキャリアチェンジの時に、企業から勧められた書籍を読破した経験はあります。

内定承諾後の辞退はしても良いのか?

内定承諾をした後に他に受けたい企業が出てきた・・・
内定承諾期限の後にもう1社の最終面接が控えているから承諾して受けたい・・・

色んなケースが存在しているので内定承諾後に辞退をしても良いのかなと悩むと思います。

YouTubeやネットでも色んな見解があります。

私自身は内定承諾をした際にはその企業に入社をするという考え方で人生を選択してきたので内定承諾後の辞退は個人的にはおススメした事はありません。

※しかし、致し方ないご理由等もあると思います。ご家族の事や色々な事も、そういった防げないケースの時は誠心誠意対応をする事で分かって頂けると思います。

以下は安易に考えない為にも語らせて頂きます。

転職エージェントとしての仕事をしている中で、過去に1回だけ、内定承諾をされた方が入社前の直前になって辞退をされた事あり・・・大変でした。

企業側の準備していたことを聞いてお金と時間と労力が相当かかっている事実を知っています。そして怒りや何とも言えない想いを感じた経験から内定承諾の重みを理解しているからこそ内定承諾=入社が私はベストかなと感じています。後で誰かに不義理をした事は返ってくるかもしれませんし誰も幸せになりません。

内定承諾後の辞退はしても良いのか?事実としては以下のイメージです。

内定承諾書そのものに法的拘束力はない。

しかし、企業や他の候補者への大きな迷惑をかけてしまう事になります。

また、損害賠償請求をされるケースは稀という見解もありますがリスクがある事ですので気を付けないといけません。

特に入社にあたって準備を進めているケースも多くパソコンや名刺、デスク回りや他の部署等の連携や書類などの対応。

費用と労力がかかっている事や内定承諾をした事で他の候補者が不採用となる事もあり人生に影響を与える行動とも言えます。企業側もイチから採用活動をスタートしないといけません。

補足ですが、入社まで2週間を切っていたら要注意です。

正社員のような期限の決まりのない雇用契約の場合、契約解消は退職の意思を伝えてから2週間後に成立します。

内定承諾も労働契約の一種との事。

入社まで2週間を切ってから辞退した場合、労働者にとっては入社日までに雇用契約が解消されないリスクが伴います。

憲法上は職業選択の自由により内定先を断る権利はありますが、民法上の規定にのっとると、内定辞退したい会社の入社日2週間前までに連絡しなければ、希望の会社に入社できなくなる可能性があります。※詳しくは社労士の先生などの労働問題にの専門家に問い合わせしてみて下さい。

転職を考える時の注意点

出来るだけ在籍中に転職活動を行う。

転職活動を在籍中にした方が良い主な理由は2つです。

・余裕をもって行動できる。

・妥協のない転職を実現できる。

感情に任せていきなり辞めると言わない。

上記に関連する流れですが、いきなりの退職は仕事が決まっていない中で外に飛び出る事にも繋がります。

最後に決めるのは自分自身。

誰かに転職をした方が良いのか?決めてもらえると思っていると厳しいと思います。

最終決定の責任は誰にあるのか?そこを考えて行動していく事が次にも繋がります。

ブラック企業の特徴と見分け方とは?リアルを知るキャリアコンサルタントが解説
「ブラック企業とは?」「ブラック企業の特徴」「ブラック企業の見分け方(違和感や直感を大切に)」「口コミサイトの情報」等を解説させて頂きます。

退職は何日前までに連絡が必要?

法律上は14日前に退職を申し出ればOKとの事です。

また、会社の承認がなくても、民法(明治29年法律第89号)の規定により退職の申出をした日から起算して原則として14日を経過したときは、退職となります(民法第627条第1項)。

しかし、会社によっては就業規則上に3ヵ月前などの上記と違う期間で決めているというケースもありますので社内で確認をしつつ動く事が大切です。

基本的には法律が優先されますが、常識的な範囲では、就業規則が有効となる可能性もゼロではありません。とはいえ、6カ月前、1年前など、明らかにおかしな制限は無効と考えられるのではと思いますが、後になってトラブルになると退職がスムーズにできない為、会社と話し合って円満退職をする事がお勧めです。

転職理由や退職理由の伝え方

在籍中の方

現在進行形になるので、何がキッカケで転職を考えているのか?そしてこれからどうなりたいのか?この辺りを融合して現職の悪口や批判にならないような退職理由にする事が大切です。

離職中の方

過去形になるので、なぜ?会社を退職して転職活動をしているのか?この点は聞かれる事が多いです。

特に感情的になって退職をしたのでは・・・転職活動は在籍中に出来なかったのか・・・いつも聞かれる質問だと考えます。ここを見直していくと良いかもしません。

退職の話は基本的には自分で上司や社長に伝える事

退職の相談や基本的に自分の口で伝える事が良いと感じております。しかし、そういった流れが難しい場合は退職代行というサービスもあるので、相談をしてみる事も1つの手段かもしれません。

私の体験談

私の初めての転職は27歳の時でした。

実際に転職を考えたのは26歳ぐらいの時。リアルに考えたのは初めてでした。でも、転職には勇気が必要で積み重ねた経験や実績があればあるほど、環境を変える事は難しいなと思いましたね。

実際に、私が転職を考えたキッカケは会社の考えや方向性と自分の想いが違っているという点があったからです。

仕事内容もお客様も仲間も自分の評価も問題なかったです。良い仕事だと心底感じていましたしやりがいも強く持っていました。

だからこそ悩みました。

そんな時に1冊の本と出会ったんです。その本の中の言葉に影響を受けて自分の人生を生きよう。そう考えて決断をしました。

ここに至るまでは心の葛藤が凄くありましたね。

キャリアコンサルタント坂本よりアドバイス

転職は手段の一つである事をお伝えしたいです。

転職をすれば物事が解決する事もあれば変わらない事もあります。転職が目的になって転職後に苦しむ方もいます。

転職を目的化しない事。転職は選択肢の1つだと理解する事。

この辺りを整理して考えていく事で大きな失敗を回避する事も出来ます。

転職を安易に考えるのではなく、あなたのキャリアにとってどんな意味があるのか?その辺りを考えて動いていけば良いと考えます。

その中で1点、転職をするべきという方もいると感じております。それは心も体も今のままでは厳しいと感じている方です。

健康であれば何でもできます。挽回も出来ます。

過度なストレス、耐え難い長時間労働などの辞めないと自分がつぶれてしまう時には回避する事が大事ですからね。

その辺りも踏まえつつ転職を決断していく事が必要になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなた様のより良い転職活動を願っております。

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